社長メッセージ MESSAGE
代表取締役
手塚 きぬよ「親と子の時間」が、
最も素晴らしい
時間となるように。
以前、お客様からこんな言葉を言われました。「娘と一緒にいられる時間は人生の中でほんの一瞬。だから大切にしたい!」私は、ハッとさせられました。私たちの家づくりは、もっとお客様のために、もっと家族のためにできることがあるのではないかと。私も2人の子どもを持つ母親です。子どもが育つ時間はほんの一瞬で、最も大切だと感じる時間です。ですが、その時間は親にとっては、最も忙しい時間でもあります。そんな「親と子の時間」が最も素晴らしい時間となる家をつくることこそ、私たちむぎくらの新しい家づくりのテーマだと考えています。
地元栃木で暮らすご家族へ。
私は、栃木県宇都宮市で生まれ育ちました。しかし、高校を卒業するころは、早く栃木を出て、外の世界を見てみたいと思い、短大進学のため、栃木を離れて一人暮らしをしました。その後、約10年間の時を経て栃木に戻り、今をむかえておりますが、改めて思うことは、栃木はとても住みやすく、あたたかい場所だということです。何より栃木の人たちがあたたかく、とても素晴らしい場所だと思っています。その栃木を地元とする企業として、地元に根ざし、地元栃木の人たちのお役に立てるように、「むぎくらがあって良かった、出逢えて良かった」と心から思ってもらえる企業を目指します。
想いのルーツROOTS OF MIND
小さいころ、私は
「父の仕事は大工」だと
思っていた。
自宅の庭に材木が置いてあることもあり、お父さんはそういうお仕事をしているんだろうな〜と思っていたのを覚えています。小学校の頃、父の車に乗せられて分譲地や建築現場を見に行きました。そこにはいつも「むぎくら」と書かれた旗(のぼり)がたっていました。ある日両親に「ねぇ、むぎくらって有名なの?」と聞いて大笑いされたのを覚えています。自分の名字が、旗に書かれているのが不思議だったんです。
小さいころは、父方の祖父母、曾祖母、父の兄弟と大家族の中で育ちました。一番多い時は総勢12人。これだけいると夕食も激戦でした。大体おかずは二品、そのうちの一品は冷奴。毎日ワイワイガヤガヤしながら食事をしていました。
そして私が小学校5年生の時に父が家を建てました。自分の部屋のクロスやカーテン、さらにトイレやお風呂の色などを決めていいと言われ、ワクワクしながら選びました。そして完成。新築の家は新しくて広くてきれいで、とっても嬉しかったのを覚えています。ただ、それまではおじいちゃんもおばあちゃんも一緒に暮らしていましたが、それからは両親と兄弟だけ。そして両親は夜の10時を過ぎないと帰ってこない日々が続きました。毎日、夕食は私がつくり、後片付けは兄と弟が担当。お風呂掃除なども当番制でした。両親がいない分、友達とはたくさん遊びましたが、家族そろって家で話をしたり、食事をした記憶はほとんどありません。その時はあまり感じていませんでしたが、自分が親になって、子どもと過ごす時間が少ないことにとても罪悪感があります。当時、私の母も同じような気持ちでいたのかな……と考えたりします。
今も、どうしても子どもと接する時間は少なく、一緒にいられても食事をつくったり、部屋の片付けなどに追われ、宿題をゆっくり見てあげることもままなりません。それでもできる限り一緒にいられる時間は子どもと接していたい。そこで考えました……
働くパパやママのために、
もっと良い環境の家を
つくれないだろうか?
日本では、生活の3つの基本を「衣食住」と表現しますが、どれも欠けてはいけない大切なものだと思います。洋服は大切に着れば人から人へと送ることができ、毎日の美味しいご飯は体と心を育ててくれます。そして、それらをつなぐのが「家」だと思います。だからこそ、むぎくらは家族が毎日を楽しくゆったりと過ごせる心を育む家づくりをしていきたいと、日々奮闘しています。
娘に、息子に、安心して
元気で健康に育ってほしい。
そして、一緒に
毎日心地よく生活したい。
家のかっこよさや設備の充実はもちろん、冬は暖かく夏は涼しい心地よい家。家族の会話がはずみ、食事が美味しく、いつでもリラックスできて、ぐっすりと眠れる家。そんな家族みんながずっと快適で仲良く暮らせる家をつくり続けていきたいと思います。